冬になると吐く息は白く、メガネは曇り、なんとも大変。しかし、冬になれば空気が澄み、世界は鮮明になっていくもの。遠くを見れば、夏には見ることのなかった細部までなぜか見渡せる、そんな体験、一度はあるのではないでしょうか?冬の空気の中にある竹島は、聖域にふさわしい雰囲気に包まれています。ぜひ、年の終わりに来年の幸せを祈りにお越しくださいませ。
長さ387メートルの橋で陸地と結ばれた、蒲郡のシンボル・竹島。島の中央部には、開運・安産・縁結びの神様を祀る「八百富神社」があります。 対岸から約400mしか離れていないのに、本土とは異なる独自の植物体系を持ち、その特異性から島全体が国の天然記念物に指定されています。
竹島周辺のボランティアガイド神社をお参りした後は、島の反対側に下り、島の西側を半周する遊歩道を歩けば橋のある正面に戻ることができます。島の東側、自然のままの岩場を辿れば、約20〜30分でぐるりと1周できます。
竹島周辺は「竹島園地」として整備され、地元の人々の憩いの場としても愛されています。
俊成卿は、三河湾に面して温暖な気候の当地を大変好んだと伝えられ、当時クスノキなどが群生していた荒地の開発をおしすすめて、「竹谷荘」「蒲形荘」を開発し、蒲郡の礎を築きました。
春から初夏にかけて、浜辺は潮干狩りで大賑わい!
長い橋の向こうに浮かぶ蒲郡・竹島。なんと島全体が天然記念物という強力なパワースポットとして人気を呼んでいるんですよ。今回は、そんな竹島のなかにある「八百富神社」をご紹介します。
「八百富神社」は、江の島・竹生島・厳島とともに日本七弁天に数えられます。
八百富神社には、それぞれに言い伝えの残る四柱の御祭神が祀られ、現在でも地元の人々から多くの崇敬を集めています。
宇賀神社 / 宇迦之御魂神
大黒神社 / 大国主神
千歳神社 / 藤原俊成卿
八大龍神社 / 豊玉彦命
弁天の守り神である白蛇が住んでいるといわれています。
藤原俊成が三河守に在任中、琵琶湖の竹生島から持ち込んだ島唯一の人工植栽と言われています。
以前雷がこの杉に落ちて八百富神社本殿を守ってくれたと伝えられ、上の方は伐採されました。
住所 | 蒲郡市竹島町3-15 |
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営業時間 | 常時 |
定休日 | なし |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 無料(時期により有料) |
連絡先 | 0533-68-3700 |
HP | http://www.yaotomi.net/ |
アクセス | 蒲郡駅南口より徒歩約15分 バス:蒲郡駅南口2番のりばから名鉄バス「西浦病院循環バス(左まわり)」乗車、「竹島遊園」バス停下車 自転車:約5分(駐輪場まで) 市外観光客の方は、蒲郡駅構内「ナビテラス」にて電動アシスト付き自転車を1回1,000円で借りることができます。 |